条例案によると、対象となる名簿は地域団体の活性化や緊急時の連絡で有用なもので、情報は登載者の同意を得て本人から収集することや名簿管理者を置くこと、外部提供の禁止などのルールを規定。ルールを守って作成されたかどうかを市が審査し、認証マークと番号を与える「名簿認証制度」を導入するという。
個人情報保護法が施行された2005年4月以降、プライバシー保護の「過剰反応」が問題視されている。同市では倉田哲郎市長が対策として昨年12月に条例化の検討を指示。今年5月には新型インフルエンザで市立小中学校の休校を決めた際、全20校のうち2校で緊急連絡網がなく、連絡に手間取ったことがあり、条例案作成を急いでいた。
市は12月議会に提案、来年4月施行を目指す。倉田市長は「個人情報保護に偏りすぎて、コミュニティーが崩壊していくのを食い止めるためだ」と話している。
堀部政男・一橋大名誉教授(情報法)の話「個人情報保護の過剰反応を是正する試みとして注目される。特に人間関係が希薄な都市社会では有効な対策だろう」
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